本来、育児休業は母親・父親に育児専念してもらうための制度です。
身体を休める時期かもしれませんが、そういった中でも育休中に副業をしたいと思っている方もいるかもしれません。
今回は育休中の副業について調べてみます。
そもそも育児休業とは?
育児休業は、一定の条件を満たす父親・母親が1歳未満の子どもを養育するために取得する休業のことです。
2018年10月より、保育園が見つからない場合、育児休暇が2歳まで延長可能となります。
育児休業を取得するためには会社に申請をしなくてはいけません。
また、育児休業とは別に産後休業という制度もあります。
産後8週間は就業してはなりません。
注意が必要な点としては、社会保険料は免除されますが住民税は免除されない点です。
住民税は元々前年度の収入から割り出されて支払う仕組みとなります。
育休以降で支払う予定の住民税は支払わなくてはいけません。
育児休業給付金とは?
育休中の父親・母親は当然仕事をすることが出来ません。
休業中の給料が発生しないことになります。
そういった方のために育児休業給付金があります。
育児休業に入る1カ月前に会社に申請することが受け取ることが出来ます。
・休業中、勤務先から給与の80%以上の賃金が支給されないこと
・65歳未満で現在雇用保険に加入しており、休業する以前の2年間に1カ月あたり11日以上勤務した月が12カ月以上あること
・休業終了の月を除き、期間中に休業する日数が毎月20日以上あること
上記が受給の条件となります。
育児休業給付金の支給は2カ月ごとになります。2カ月分がまとめ支払われます。
2カ月ごとに給付の追加申請をしなくてはいけないため、会社に追加申請をお願いする必要があります。
育児休業給付金はだいたい今の給料の5割〜7割程度となります。
育児休業給付金受給中の副業って出来るの?
育児休業給付金が支給されれば、生活は出来るかと思います。
しかしそれでも今の給料よりは支給額が少ないです。
そういったこともあり、育児期間中に副業をしようと思っている方が多いかもしれません。
育児休業給付金受給中の副業の注意点について調べてみましょう。
最初にお伝えをさせていただくと、育休中の副業自体に問題はありません。
就業規則内で副業を禁止されていないか?
会社が就業規則で副業を禁止している場合は、そもそも副業が禁止です。
副業がバレた場合には、罰則が課される場合があります。
育児休業給付金の条件
育児休業給付金の受給条件には、「休業中に受け取る賃金が通常の8割を超えないこと」「就業日数が10日を超えない、10日を超えるときには、80時間以下であること」です。
育児休業給付金+副業の賃金が8割を超えてはいけません。
どれくらい副業で稼ぐかは金額を考えなくてはいけません。
ちなみに育児休業給付金は非課税ですが、給料は課税となる点が異なります。
副業で稼いだ分が給与扱いなら手取り金額が変わってきます。
育休中に取り組みやすい副業とは?
ここでは育休中に始めやすい副業について調べてみましょう。
webライター
副業初心者でも始めやすいのがwebライターです。
特別な資格やスキルが必要ないことが大きな魅力です。
また案件の獲得方法は、クラウドワークスやサグーワークスなどクラウドソーシングサイトを活用する方法です。
多くの会社やメディアがあるので、ライターの需要は多くなっているのも特徴です。
しかし最初は単価が安く、1文字0.1円~0.5円程度からのスタートとなります。
案件をこなしていき、実績を積むことで単価も上がってきます。
参考記事:目指せ副業ライター!サラリーマンこそWEBライティングをすべき理由とは?
データ入力
企業から渡されるデータをエクセルやワードなどに打ち込んでいく副業になります。
場合によっては、インタビュー記事や講演の音声を文字起こしすることもあります。
こちらも単価は高くはありませんが、特別なスキルは不要のためオススメです。
単純作業のため、細かい作業やルーティン作業が苦手な方にはオススメできません。
参考記事:在宅で出来る副業!データ入力は副業初心者にオススメ?
webデザイン
多くの会社がホームページを持つ時代となっています。
そういった中で、webデザインの需要が高まっています。
webライターの場合と同様で、クラウドソーシングサイトで案件を獲得しやすいです。
ホームページのデザインを始め、ロゴ作成やチラシ作成などの案件も掲載されています。
ホームページのデザインなどは5万-10万程度の単価になることが多いです。
参考記事:デザインで副業したい方向け!実際の案件の獲得方法と始め方
プログラミング
webデザインと同様に、プログラミングが出来る方の需要も高いです。
ホームページ作成やリニューアルなどがメインの副業になります。
html・CSSなどの言語を学び、ワードプレスなどの構築ができれば案件は獲得しやすいです。
まとめ
育休に限らず、少しづつ様々な働き方を選べるようになってきました。
全ての母親・父親が育休中に、副業をしたい訳ではないと思います。
しかし育休中に副業を行うことで、収入は増えることはもちろんですが、社会と接点を持てる点も大きなメリットとなります。
本ブログの主人公。
株式会社ホワイトに勤めている。名ばかりの管理職。
部下がすぐに辞めるので、常に忙しい。
転職か独立したいがふんぎりがつかないので、副業をがんばっている。